よくあるご質問|夙川の歯医者 西宮夙川ひかる歯科クリニック

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よくあるご質問

歯科治療に関する
よくある質問

治療を受ける前に不安や疑問を解消いただけるよう、
患者さまから多く寄せられるご質問と回答をご紹介しています。
ご自身の症状や状況に合わせてのご相談も承ります。

インプラント

Qインプラントはどのくらい持ちますか?

Aインプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込む治療で、適切なケアを続けることで10年以上にわたり機能を維持できます。ただし、天然歯と同様に日々の歯磨きや定期検診が欠かせません。メンテナンス次第で寿命は大きく変わります。当院では長持ちさせるためのケア指導も行なっています。

Qインプラント手術は痛いのでしょうか?

A手術時には局所麻酔をしっかり効かせるため、痛みはほとんどありません。手術はリラックスして受けていただき、術後には痛み止めを処方しますのでご安心ください。恐怖心が強い方には静脈内鎮静法なども検討できますので、不安があれば事前にご相談ください。

Q治療期間はどのくらいかかりますか?

Aインプラントと骨が結合する期間が必要です。骨の状態や治療法によりますが、骨造成が必要な場合はさらに数ヵ月かかることもあります。カウンセリングでお口の状態を確認し、具体的なスケジュールをお伝えします。

Q誰でもインプラントにできますか?

A全身の健康状態や顎骨の量・質によって適応は異なります。糖尿病や骨粗しょう症など持病がある場合、慎重な計画が必要です。当院では事前の診査・CT撮影でリスクをしっかり評価し、必要に応じて骨造成なども含めてご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

歯科口腔外科

Q親知らずの抜歯は痛みますか?

A抜歯時は局所麻酔をしっかり効かせるため、処置中の痛みはほとんどありません。術後は多少の痛みや腫れをともなうこともありますが、痛み止めを処方し、冷やすなどのアフターケア方法もお伝えします。どうぞご安心ください。

Q抜歯後に腫れるのが心配です。

A親知らずの位置や難易度によっては数日間、頬が腫れる可能性があります。特に骨を削る場合は腫れやすい傾向にあります。当院では術後の腫れを抑えるための注意点やケア方法を丁寧に説明し、お薬も適切に処方いたします。

Q歯科口腔外科ではどのような治療をしますか?

A親知らずの抜歯をはじめ、歯の根の嚢胞摘出、歯根端切除、顎関節症の診断・管理、粘膜疾患の検査など、お口の外科的な処置を専門的に行ないます。難しい症例も対応可能ですので、ご心配な症状はご相談ください。

Q親知らずは必ず抜かないといけませんか?

Aすべての親知らずを抜く必要があるわけではありません。問題なく生えていて、きちんと清掃できている状態であれば経過観察としています。痛みや腫れ、隣の歯を圧迫するリスクがある場合は抜歯をおすすめします。レントゲンなどでお口の状況をしっかり確認し、ご説明します。

再生療法

Q再生療法とはどんな治療ですか?

A歯周病などで失われた歯を支える骨や歯肉の組織を再生させる先進的な治療法です。専用の薬剤や人工骨を使い、歯を支える力を回復させることを目指します。歯周病の進行を止め、将来的な歯の保存につなげます。

Qどんな人が再生療法を受けられますか?

A歯周病が進行して骨が溶けた部分のある方が主な対象です。ただし、全身の健康状態やお口の清掃状況によっては適用できない場合もあります。まずは検査を行ない、患者さまに適した治療プランをご提案します。

Q再生療法には痛みがありますか?

A治療中は局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。処置後に多少の違和感や痛みを覚えることはありますが、鎮痛薬を処方しますのでご安心ください。術後の腫れや痛みを軽減するための注意点もお伝えします。

Q治療後に気をつけることはありますか?

A治療後はお口の清掃をしっかり行なうことが何より大切です。プラークコントロールを怠ると再発のリスクが高まります。定期的な歯科検診とクリーニングで、再生した組織を長く健康に保ちましょう。

精密根管治療

Q精密根管治療とは何ですか?

Aマイクロスコープなどを使い、根管(神経や血管の入っている管)の中を高倍率で確認しながら感染部分を徹底的に取り除く治療です。従来の根管治療に比べて再発を抑え、歯を長く残す可能性を高めます。

Q保険は使えますか?

A保険診療でも根管治療は可能ですが、精密機器や材料を用いた高度な治療は自費診療となるケースがあります。患者さまのご希望やお口の状態に応じて、適切な選択肢をご案内します。

Q治療回数はどのくらいですか?

A感染の程度や歯の構造によりますが、2〜4回程度が一般的です。精密な処置を行なうため1回あたりの治療時間が長くなることもありますが、再発リスクを下げるために必要な工程です。

Q普通の根管治療と何が違うのですか?

Aマイクロスコープの拡大視野で神経や血管、感染部分をしっかり確認して清掃する点が大きく異なります。より精密で再感染を防ぎやすく、抜歯せずに歯を残せる可能性が高まります。

矯正歯科/マウスピース矯正

Qマウスピース矯正にはどのような特徴がありますか?

A透明なマウスピースを使って歯を段階的に動かす矯正方法です。装置が目立ちにくく、取り外し可能なので食事や歯磨きも普段通りに行なえます。見た目を気にせず矯正したい方におすすめです。

Qマウスピース矯正は大人でもできますか?

Aはい、成人の方でも問題なく治療可能です。むしろ成人矯正では見た目やライフスタイルを考慮し、目立ちにくいマウスピースを選ぶ方が増えています。お仕事などで人と接する機会が多い方にも人気です。

Q治療期間はどれくらいですか?

A歯並びの程度によりますが、軽度のケースで半年程度、本格的なケースでは1〜2年ほどかかります。事前にシミュレーションを行ない、おおよその期間をお伝えします。

Q痛みはありますか?

A装着時やマウスピース交換直後に圧迫感や軽い痛みを覚えることがありますが、従来のワイヤー矯正より負担は少ないといわれています。痛みが強い場合は調整も可能ですのでご相談ください。

歯周病治療

Q歯周病は治すことができますか?

A歯周病は1度進行すると自然には治らない病気ですが、適切な治療を受けることで進行を止めたり、症状を大きく改善できます。早期の段階であれば、比較的簡単なケアで改善することもあるため、定期的な検診が重要です。

Q歯周病の治療はどのような処置をしますか?

A軽度の場合は、プラーク(歯垢)や歯石を除去するクリーニングが中心になります。進行している場合は、歯肉の奥深くにある感染物質の除去や、外科処置・再生療法を行なうこともあります。状態に合わせた段階的な治療を実施します。

Q歯肉から血が出るのですが、それも歯周病ですか?

A歯磨き時の出血は歯肉の炎症が原因であることが多く、歯周病の初期症状の可能性があります。放置すると悪化することがあるため、早めの受診をおすすめします。正しい歯磨きと定期的なプロのケアで改善が期待できます。

Q歯周病を予防するにはどうしたらよいですか?

A毎日の丁寧なブラッシングと、定期的な歯科医院でのクリーニングが予防の基本です。また、生活習慣やストレス、喫煙なども歯周病のリスク因子になります。お口の状態に合ったセルフケア方法もご案内しています。

セラミック・審美歯科

Qセラミック治療のメリットは何ですか?

Aセラミックは天然歯に近い色調と透明感があり、審美性に優れています。また、金属アレルギーの心配がなく、歯肉への影響も少ないため、体にやさしい素材といえます。変色しにくく、長期間きれいな状態を保てるのも魅力の1つです。

Q銀歯を白くしたいのですが可能ですか?

Aはい、銀歯を取り外してセラミックの白い詰め物・被せ物に変更できます。見た目を自然にしたい方、金属が気になる方におすすめです。噛み合わせや周囲の歯との調和も考えて設計します。

Qセラミックはどれくらいもちますか?

A使用状況やケアによりますが、10年以上もつ方も多くいらっしゃいます。噛み合わせや歯ぎしりなどの癖がある場合はマウスピースを併用することで寿命を延ばせます。定期的なチェックと丁寧な清掃が長持ちの秘訣です。

Q保険と自費の違いは何ですか?

A保険診療では使用できる素材や治療法に制限があります。しかし、自費診療では見た目や機能、耐久性を重視した素材や技術を選ぶことができます。セラミックはその一例で、美しさと機能性を両立した治療が可能です。当院の審美歯科では、セラミック治療(白い陶材「セラミック」で作った詰め物・被せ物をセットする治療)、ラミネートベニア(セラミックの薄片を前歯にセットして歯の形状や色調を整える治療)、ホワイトニング(薬剤で歯を白くする施術)など、口元の美しさにこだわった診療・処置をご提供しています。

ホワイトニング

Qホワイトニングでどれくらい白くなりますか?

Aもともとの歯の色や状態によって効果には個人差がありますが、平均して2~4段階ほど明るく仕上がります。1回の施術でも変化を感じる方が多く、回数を重ねることで理想的な白さに近づけます。

Qホワイトニングの効果はどれくらい続きますか?

Aコーヒーや赤ワインなど着色しやすい飲み物を飲む頻度、喫煙などの生活習慣によって変わりますが、一般的には半年~1年ほど効果が持続します。定期的なケアやタッチアップ(追加施術)を行なうことで白さをキープできます。

Qホワイトニングは安全ですか?

A当院で使用するホワイトニング剤は、歯科医院でのみ使用が認められた製品を使用しています。正しい方法で施術することで歯へのダメージを最小限に抑えることができるので、安心してお受けいただけます。

Qホワイトニングでしみるのが心配です。

Aホワイトニング後に一時的な知覚過敏が出ることがありますが、通常は1〜2日で落ち着きます。必要に応じてしみにくい薬剤を使用したり、知覚過敏を抑えるジェルを塗布して対処します。

予防歯科・定期検診

Qどのくらいの頻度で検診を受けるとよいですか?

A一般的には3〜6ヵ月ごとの定期検診が推奨されています。プラークや歯石の蓄積状況、虫歯や歯周病のリスクに応じて、通院間隔を調整します。ご自身のリスクを知ることが予防への第1歩です。

Q定期検診ではどんなことをしますか?

A虫歯や歯周病のチェックに加えて、歯石の除去、ブラッシング指導、必要に応じてフッ素塗布や噛み合わせの確認を行ないます。早期発見・対応により、治療の負担や費用も軽減できます。

Q予防歯科には本当に効果がありますか?

A定期的に歯科医院でケアを受けることで、虫歯や歯周病の進行を防ぎやすくなります。早期発見で治療が簡単になるだけでなく、将来的に歯を失うリスクを大幅に低減できます。

Q痛いところがないのに歯医者に行く必要はありますか?

Aはい、痛みがない=問題がないとは限りません。虫歯や歯周病は自覚症状なく進行するため、定期的なチェックがたいへん重要になります。悪化してからでは治療も大掛かりになる場合があります。当院の予防歯科では、歯垢や歯石を除去するスケーリング、歯の表面の着色の除去、正しい歯磨きのためのブラッシング指導、歯をクリーニングするPMTCなど、お口の病気を予防するための診療をご提供しています。

虫歯治療

Q虫歯の治療は痛いですか?

A当院では表面麻酔と局所麻酔を組み合わせ、できるだけ痛みを感じないよう配慮しています。不安な方には治療前にしっかり説明し、痛みに敏感な方にも安心して治療を受けていただけるよう工夫しています。

Q治療は何回くらいかかりますか?

A虫歯の進行度や治療法によって異なりますが、小さな虫歯であれば1回で終わることもあります。神経まで進行している場合は、数回にわたる根管治療が必要になります。診察時に具体的な回数をご案内します。

Q削らずに治せる虫歯もありますか?

Aごく初期の虫歯であれば、フッ素塗布や生活習慣の改善で進行を止め、削らずに経過観察することもあります。ただし放置すると進行してしまうため、定期的な検診で状態を確認することが大切です。

Q銀歯を白くしたいのですが、できますか?

Aはい、保険内の白い詰め物や、自費診療のセラミックなどを用いて自然な見た目にできます。噛み合わせや耐久性も考慮し、患者さまに合った材料をご提案します。

訪問歯科

Qどのような方が訪問歯科を利用できますか?

A通院が困難な高齢の方、寝たきり・認知症などで外出が難しい方、障害をお持ちの方などが対象です。ご本人はもちろん、ご家族や介護施設のスタッフの方からのご相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

Q訪問歯科ではどのような治療ができますか?

A入れ歯の調整・修理、新しい入れ歯の作製、虫歯治療・抜歯、歯周病管理・口腔ケアなど、院内と同レベルの治療をできる限りご自宅や施設でご提供します。お口の健康を守ることは全身の健康維持にもつながります。

Q訪問歯科の費用は高額ですか?

A訪問診療は健康保険・介護保険が適用されるため、通院と同様の自己負担額で受けられます。訪問先の場所や処置内容によって費用は異なりますが、事前にわかりやすくご説明しますのでご安心ください。

Qどこまで来てもらえますか?

A当院を拠点とした訪問可能エリア(おおむね半径16km圏内)を設定しています。まずはお電話などでご住所をお知らせいただければ、訪問可能かすぐにお答えいたします。エリア外でも1度ご相談ください。当院の訪問歯科では、ご高齢の方やお身体が不自由な方など、通院が困難な方のために、ご自宅や施設に訪問し、歯科医院と同様の虫歯治療、歯周病治療、入れ歯の作製・調整・修理、予防ケア、口腔ケアなどの診療・処置をご提供しています。

義歯・入れ歯

Q入れ歯はどのくらいで作れますか?

A通常は型取りから完成まで2〜4週間程度かかります。患者さまのお口の状態・ご希望に応じて、より精密な調整や試適を行なうこともあり、その場合はもう少し時間をいただきます。

Q保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いは何ですか?

A保険の入れ歯は素材やデザインに制限がありますが、費用を抑えられます。自費の入れ歯はより軽くて薄い、自然な見た目や装着感を追求でき、金属床やシリコーン床などの選択肢も広がります。ライフスタイルやご希望に合わせてご提案します。

Q入れ歯を使うと痛くなりませんか?

A最初は慣れるまで違和感や痛みを覚えることもありますが、調整を繰り返してお口にフィットさせます。痛みを我慢せず、気になる点があれば早めにご相談ください。定期的なチェックで快適な装着を維持します。

Q入れ歯が壊れた場合はどうすればいいですか?

A破損やひび割れ、ゆるみが出た場合は修理・調整が可能です。できるだけ迅速に対応いたしますので、使用を中止してそのままの状態でお持ちください。放置するとさらに壊れやすくなるため、早めのご来院をおすすめします。

小児歯科

Q子どもは何歳から歯医者に通った方が良いですか?

A歯が生え始めたころからの受診がおすすめです。乳歯の虫歯予防や生え変わりの確認、フッ素塗布、歯磨き指導など、年齢に合わせたケアを行ないます。また、1歳半・3歳児健診といった行政の定める健診は忘れずに受けるようにしましょう。

Q子どもが歯医者を怖がってしまうのですが大丈夫ですか?

A当院ではお子さまのペースを大切にし、無理に治療せず、まずは診察台に座る練習から始めます。怖がるお子さまも徐々に慣れてくれるよう、スタッフ一同やさしく声かけをしながら進めますので安心してご来院ください。

Qフッ素塗布は安全ですか?

Aフッ素は虫歯予防に効果的で、歯科医院で使用する濃度や方法は安全に管理されています。お子さまの年齢や虫歯リスクに合わせて適切な頻度で塗布し、お子さまの健康な歯を守るお手伝いをします。

Q仕上げ磨きはいつまで必要ですか?

A一般的には小学校中学年くらいまでを目安に、保護者の仕上げ磨きが推奨されています。お子さまの成長に応じて磨き残しが減るように練習しつつ、仕上げ磨きを続けることで虫歯リスクをしっかり減らせます。

●治療における注意点

○インプラント治療

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

○骨造成

・機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・外科手術が必要となります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
・歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
・口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
・日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
・サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
・体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
・骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。

○親知らずの抜歯

・基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
・抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
・下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
・舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
・下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。
○根管治療
・治療内容によっては保険診療となりますが、機能性を重視する場合は自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・根管治療を行なうと、歯の構造が筒状になるため、歯が破折しやすくなります。
・再度根管治療を行なうとさらに根管壁が薄くなり、より歯が破折しやすくなりますが、コア(土台)と被せ物を接着力に優れたセメントで接着し、歯・コア・被せ物を一体化させることで、破折のリスクを抑えられます。
・再度根管治療を行なっても、予後が悪くなってしまうことがあります。このような場合は、外科的な治療で対応することがあります。

○歯周病治療/歯周組織再生治療/歯周外科治療

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・歯周病の進行状況によりますが、歯垢や歯石の除去時に痛みを感じることがあります。
・治療に対して患者さまが協力的でない場合は、改善に歯周外科治療や歯周組織再生療法が必要になることがあります。その場合、歯肉を切開するため腫れや痛みをともなうことがあります。
・治療後歯肉が下がることがあります。
・治療によって歯肉が引き締まってくるため、被せ物と歯肉の段差とが目立つことがあります。

○矯正治療

・矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯が全て生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯が全て生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

○マウスピース型矯正装置を用いた治療

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

○審美治療・セラミック治療

・審美治療としてセラミック治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
・治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
・抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
・抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
・治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
・治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
・セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
・噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。

○ホワイトニング

・審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
・色の白さの度合いには、個人差があります。
・ホワイトニング後、一定期間、色素の沈着が顕著になるとの報告がされています。
・ホワイトニング後、24時間は、着色物質(カレー・コーヒー・ワイン・たばこなど)の摂取を控えてください。ホームホワイトニング施術期間中も同様です。
・ホワイトニング処置中や処置後に、痛みや知覚過敏の症状が生じることがあります。
・ホワイトニングの薬剤に対してアレルギーのある方は、薬剤で口腔粘膜に異常が起こることがあります。その際は、すぐに使用を中止してください。
・ホームホワイトニングはご自分で行なうため、どのような仕上がりになるか予想がつきにくく、歯の白さの調整が難しくなります。
・ホームホワイトニングでの器具の使用方法や薬剤量などが正しく守れているかご自分での判断が難しい場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談ください。
・詰め物や被せ物が多い方は、ご自分の歯との色の差が目立つようになることがあります。その部分の色をご自分の歯に近づけることは可能ですが、時間と費用が必要です。
・入れ歯や差し歯など、人工歯は白くできません。
・被せ物を装着している歯には適用できません。
・歯にひびが入っていると、薬剤の影響により歯髄にダメージを与えることがあります。
・抗生物質の影響により歯の変色が著しい方は、ホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
・「無カタラーゼ症」の方は、薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、ホワイトニングはできません。
・薬剤の影響があるため、妊娠中や授乳中の方は控えてください。

○訪問歯科診療

・保険診療となるのは、基本的には治療を希望される歯科医院から半径16km圏内に限られます。詳細は歯科医師にご確認ください。
・保険診療となっても、通院する場合よりも治療費・指導料などがかかるため、費用が多少高額になります。
・治療費以外に、移動にかかった交通費や出張費がかかることがあります。
・高齢・病気・けがなどが原因でお体が不自由な方、要介護状態の方、寝たきりの方、体に障害のある方など、1人での通院が困難な方が対象となります。車椅子で移動できたり、ほかの医療機関に通院している場合には適用できません。
・基本的には通院と同様の治療をご提供できますが、全ての設備がそろっているわけではないので、治療内容が制限されることがあります
・治療内容によっては、すぐに対処することが難しい場合があります。

○入れ歯の作製・使用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。

○フッ素塗布

・保険診療となるのは、基本的には13歳未満で、虫歯予防の指導を継続的に受けているにもかかわらず虫歯の多い子どもに限られます。健康な歯に対する虫歯予防目的で行なう場合は自費診療(保険適用外)となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・補助的な予防ケアとなり、虫歯にならないわけではありません。あくまでもきちんと歯磨きをしていることが大切です。
・効果が永続的ではないので、年に数回フッ素を塗布してもらう必要があります。
・フッ素塗布を必要以上に繰り返したり、歯科医院でのフッ素塗布のほかにフッ素配合の歯磨き剤などを多用すると、フッ素の過剰摂取になる可能性があります。